今年の春から異常に波が無い千葉北ですが、もうすでに9月!
9月に入っても波が小さく比較的混雑しています。
今回は、混雑しているポイントや、波数が少ないのに上手いい人がいっぱいだったりして、なかなか波が取れない初心者サーファーの方へ
- いっぱい乗れていっぱい楽しめる
- 乗れるから上達も早くなる
そんな便利な戦略をお伝えしたいと思います。
そもそも混んでいると乗れない
これは初心者サーファーの方は仕方ないことですね。
ゴルフだと初心者の方の方がいっぱい打てるので良いんですけどね…
サーフィンの場合は上級者も初心者もごちゃまぜ状態なので、どうしても能力の高い方が波を取っていってしまうので仕方のないことなのですが…
日本の中でも激混みで有名なポイントを見ると、パドリングしている隙間もないんじゃないか?というくらいの密度のポイントは完全に乗れないのは仕方がないですが、多少混んでいるくらいならかなり使える戦略を紹介していきます。
乗れる本数も増えるので、上達も早まるという効果も期待できるので、海に行ったらぜひ実践していただきたいと思います。
初心者サーファーが乗れないのは何故?
初心者サーファーの方に教え続けて20年以上がたっていますが、これはずっと前から変わらないですね。
初心者サーファーが周りの人より乗れていないと感じるには理由があります。
そのワケとは
- そもそも波キャッチ力が弱い
- 波を見付けるのが遅い
- 見付けたとしても移動が遅い
- ルールがわかっていない
この辺は想像つくと思います。
でも、私が見ている限り、そんな表面的な事ではないんです。
大事なのはポイント選び
上記の項目以前に、ポイント選びを間違えている初心者の方がほとんどなんです。
どうしてもみんなが入るとこに入っていってしまうんです。
気持ちはわかります。
もしラーメンを食べたいとしたら?
出来ればおいしいと評判のラーメン屋に行きたいですよね?
どうしてもおいしいラーメンが食べたいときは仕方がないかもしれません。
時間もあるし、有名な○○のラーメンが食べてみたかった。
と思えば仕方ありません。
ただ、海ではこう考えてください。
確かにピークに行けばすごくいい波は来ているが、数に限りはあるし、どう考えてもその波を取るには技術的に不利。
ラーメン屋で言えば、開店時間に間に合わず、行列の後ろの方に並んでいるが、ラーメンは数量限定で売り切れる可能性が高い…
そんな感じです。
しかも出来るだけ早く食べて仕事に戻らなければいけないとか…
時間も限られて、数量も限られて、更にはもっと能力が高い人が周りに多数…
という感じです。
ずる賢く行動する
上記のラーメンで言うと、私が食べるとしたら比較的空いている時間に行くとかですかね?
平日とかお昼前に行くようにするとか、みんなが考えるような行動をとらないという戦略をとります。
海でも同じなんです。
- まず混雑を避けたポイント選びをすること。
- 時間をずらす
- どうしてもそのポイントで混んでいる時間だとしても、比較的人の少ないところを選ぶ
最低でもこの3つを意識するだけで、乗れる量は倍に増えるでしょう。
皆が狙う波と自分が狙う波を分ける
考え方としてこれが重要です。
上級者が狙う波と、初心者が狙うべき波は全く別です。
一緒でも良いのですが、分けたほうが良いです。
よくあるパターンでは、混んでいるということは”波が良い”ということでもあります。(ただ人気というのもありますが)
波が良いというところで(混んでいるポイントで)波が来た時に乗っている人って毎回同じような人が乗っていませんか?
- そのポイントの癖を知っている。
- 他の誰よりも上手い
- 運が良い!
よく見ているとこういう傾向にあるんです。
運が良いかどうかは行って見ないとわかりませんが、上記2つは初心者サーファーの方には当てはまりません。
ではなぜ上級者の方は乗れるし上手いのか?
いっぱい乗ったから上手くなった?
答えはすべての人がそうではないと思いますが、ほとんどの上級者の方は
【いっぱい乗ったから上手くなった】
ということなんです。
これ勘違いしやすいのですが、
上手いからいっぱい乗れた
ではなく、上級者だっていっぱい乗らないと上手くなれなかったわけなんです。
ではどうしていっぱい乗って早く上手くなったのか?
それは…
『波取りをずる賢く行ったから』
ということが言えます。
いやいや、そんな”ズル”してまで乗りたくないわ!
という方はここから先は読まないでください…
というのは冗談で、ズルといっても
ルール違反やマナー違反ということではなく、
空いているけどおいしいラーメン屋を探せるか?
ということなんです。
この記事を読んでいるあなたは、
めちゃくちゃお腹が空いていたら、どんなラーメンでもおいしく感じる!
そう思うタイプですか?
私はそうです。
お腹が空いていればどんなラーメンも美味い!
これはすき好みもありますが、上記で言った
上級者と初心者は狙う波が違うんです。
良い波の混んでいるポイントでも、上級者はその中でも出来るだけ良い波を良い場所から乗りたいものです。
それだけいい波なら自分の技術が出し切れますし、波も無駄にしません。
ですが初心者の方に今日一番の波に乗る必要や、良い波だけに乗る必要性はありますか?
めちゃくちゃお腹が空いていて、のんびりしている暇はないとしたら?
一日サーフィンして10本乗った人と、20本乗った人は満足感も上達率も変わってきますね。
20本乗れるところを10本にするとか、下手すると2本しかのれなくなっても、その日のそのポイントでたまに来る良い波を乗らないといけない理由ってありますか?
初心者サーファーでもいっぱい乗れる正しい戦略
初心者なら…
- 出来るだけ多く波を追いかける練習
- 出来るだけ多く波に滑り出す経験
- 出来るだけ多く立つ動作を行う事
- 出来るだけ多くパドリング
- 出来るだけ多くの経験を積むこと…
こういった行動が将来につながっていきます。
それはわかると思います。
今のうちにいっぱい乗って経験値を稼ぐことです。
時間に余裕など持ちたくはないですね。
そういう方も居るとは思いますが、ここまで読んでいるあなたは恐らく違うと思います。
狙うべきポイント
そこで、出来るだけ早く、出来るだけ多くの経験値を積むために出来る”ずる賢い”戦略を教えます。
考えるべきは目的です。
初心者サーファーの方は、今の自分を上達させてくれる目的を明確に持つべきです。
波によっても変わってきますが、基本的な部分で言うと
出来るだけ多くパドリングして、波を追いかけることが出来るポジション。
を目的としていただければと思います。
そうなると、意識してほしいのは3つ
その1 パドリングを練習できるスペースのあるところ
やはり密集地帯では動きづらいと思いますので、あるていどパドリングで行ったり来たりしても問題ないくらいに広いスペースを目指してください。
さらには、波が来た時に動いても全く問題ないくらいにスペースが空いていると良いですね。
その2 波が緩いところ
上級者は比較的波にパワーがあるところを好みます。
良い波の時はそのピークのパワーのあるところから乗るのはわかると思います。
初心者はその逆なんですね。
パワーは無くても良いので、ゆっくり落ち着いて波を追うことが出来る場所です。
パワーがあるということは掘れるということでもあるので、掘れるところではパーリングなどで怪我のリスクも出てきます。
波が無いところじゃ乗れないじゃないか!と思うかもですが、混んでいるところは波があるとかないとか以前に初心者の方はチャンスが少ないので同じだと思います。
それよりも出来るだけ経験を多く積めるところを狙うのが良いのです。
その3 一点に留まらない
これは場所というよりは行動になるのですが、サーフィンをしているポイントは海の上というのもあるので、一定の目印の上にいるわけではありません。
そのため、人もかなり動いていきます。
『さっきは空いていたのに、人が流れてきて混んできた』
とか
『さっきはみんな沖に居たのに、手前に降りてきている』
とか
『さっきはバラけていたのに、自分の周りに人が集まってきている』
という場合が出てきます。
こうやって人は常に動いています。
その動きに合わせてずっと混んでいるポイントの真ん中にいる初心者の方って結構多いんです。
本人は全く気付いていない場合が多いですが…
その人の動きを常に見ることですね。
それこそずる賢い戦略なんです。
ずる賢く波が取れるパターンを知る
このパターンを掴めるかどうかです。
○○のポイントで○○の時は、みんなよりインサイドに居る方が乗れる
とか
このポイントはいつもここに流れがあるから、この流れの右側に居るとみんな左に流されて人が少なく乗りやすい
とか
そんなパターンを覚えていくのです。
いわゆる”対処法”というやつです。
先ほどの3つの意識を持って行動すると、この対処法がいくつも見つかっていきます。
これを何年も続けていくと、常にいっぱい乗れる対処ができるので、いっぱい経験値を積んで上手くなれるし楽しくなるということですね。
そこで今回はそのうちの一つである、
インサイド作戦
というのを紹介します。
あまり混んでいる場合人が乗ってくると危険ですが、沖から乗ってくる人の邪魔にならないように配慮しながら、このように手前で練習になる波をゲットしまくるという作戦が使えるときがあります。
この動画でも、誰も狙っていない小さめの波でも十分練習になっているのがわかると思います。
ラーメン屋は並んでさえいればいつかは食べられるかもしれませんが、サーフィンは並んでいても乗れません。
初心者は並ぶべきでしょ?
とか
初心者だから乗れなくても仕方ない…
などと思わずに、このずる賢い戦略を使って、もっとたくさん乗って、早く上手くなってサーフィンを楽しんでくださいね。
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