サーフィンに行くたびに、
「パドリングですぐ疲れてしまう」
「沖に出るだけで体力がなくなる」
「次の日まで肩や背中が痛い」
そんな悩みを感じていませんか。
特に40代〜50代の週末サーファーの場合、体力の問題だと思ってしまう方が多いですが、実は原因の多くは体力ではなくパドリング効率です。
パドリングは力で進むスポーツではありません。
むしろ、力みが増えるほど疲れやすくなり、波に乗れる本数も減ってしまいます。
この記事では、サーフィンコーチの視点から
- なぜパドリングが疲れてしまうのか
- 上手いサーファーのパドリングの違い
- 誰でも実践できる改善ポイント
を分かりやすく解説します。
この記事でわかること
- パドリングが疲れてしまう本当の原因
- 効率の悪いパドリングの特徴
- 楽に速く進むパドリングの3つのポイント
- 上手いサーファーの身体の使い方
このポイントを理解するだけでも、サーフィンの疲れ方や波のキャッチ率が大きく変わります。
なぜパドリングが疲れてしまうのか
サーフィン初心者や伸び悩んでいるサーファーに多いのが、
「進まないから力を入れてしまう」
という状態です。
パドリングが進まないと、
- もっと強く漕ぐ
- 腕で必死に回す
- 体を反って無理に水を掴む
という動きになりがちです。
しかしこの状態では、
- 推進力が効率よく伝わらない
- 腕の小さい筋肉ばかり使う
- ボードがブレて水の抵抗が増える
結果として、すぐに疲れてしまいます。
さらにこの状態を続けると
- 肩のトラブル
- 腰痛
- 四十肩
などにつながるケースも少なくありません。
つまり、疲れる原因は「体力不足」ではなく効率の悪いパドリングなのです。
上手いサーファーは何が違うのか
海で上手いサーファーを見ると、
「軽く漕いでいるのに速い」
と感じたことはありませんか。
これは決して体力差ではありません。
上手いサーファーは次の3つができています。
- ボードの中心に乗れている
- 体の面でボードを安定させている
- 大きい筋肉を使っている
この3つができると、同じ力でも進む距離が大きく変わります。
つまり、
「楽に進む=効率が良い」
という状態になります。
改善するためのポイント
ここからはパドリングを改善するための3つのポイントを紹介します。
① ボードの芯に乗る
まず重要なのがボードの中心に乗ることです。
サーフボードには浮力の中心があります。
この中心に体が乗ると、
- ボードが安定する
- 推進力がロスしない
- 無駄な抵抗が減る
前後の目安は
みぞおち〜下腹部あたり
でボードを押さえるイメージです。
ここがズレると、いくら漕いでも進みにくくなります。
② おへそ一点で支えない
初心者に多いのが
おへそ一点でバランスを取る姿勢
です。
この姿勢になると体がブレやすく、ボードも左右に揺れてしまいます。
おすすめは
肋骨から膝までの面でボードを押さえる
イメージです。
体の面積で安定させることで、パドリングが一気に楽になります。
③ 大きい筋肉を使う
もう一つ重要なのが大きい筋肉を使うことです。
腕だけで漕ぐと、すぐ疲れてしまいます。
理想は
- 腹筋
- 背中
- 体幹
などの大きな筋肉を使うことです。
大きい筋肉を使うと
- 同じ推進力でも疲れにくい
- スピードが出やすい
- 長時間サーフィンできる
というメリットがあります。
よくある間違い
パドリングで多い間違いは次の通りです。
- 腕だけで必死に漕ぐ
- 背中を反りすぎる
- ボードの前後位置が毎回変わる
- 体が左右に揺れる
これらがあると、いくら頑張っても効率は上がりません。
まずは
「力を抜いて効率を上げる」
という考え方が大切です。
VSCの考え方
VSCメソッドでは、サーフィンの上達を
「効率」
という視点で考えています。
例えばテイクオフでも、
- 水平テイクオフ
- ツイステンション
などの動きは、すべて効率を最大化するための考え方です。
パドリングも同じで、効率が良くなると
- 疲れにくい
- 波に追いつける
- うねりから乗れる
ようになります。
そして結果として、ライディングの経験値が増え、サーフィンの上達スピードも大きく変わります。
まとめ
パドリングが疲れる原因の多くは、体力ではなく効率です。
今回紹介したポイントは次の3つです。
- ボードの芯に乗る
- おへそ一点で支えない
- 大きい筋肉を使う
この3つを意識するだけでも、
- 沖に出るのが楽になる
- 疲れにくくなる
- 波に乗れる本数が増える
といった変化が起きます。
サーフィンは移動手段がパドリングしかないスポーツです。
だからこそ、パドリング効率を上げることがサーフィン上達の近道になります。
今回解説した内容は動画でも詳しく解説しています。
実際の動きやイメージを見たい方は、こちらの動画も参考にしてみてください。



コメント