サーフボード選びの基本と成功する練習のポイント
サーフィンを楽しむ上で、サーフボード選びは非常に重要なステップです。
しかし、どんなボードを選べば良いのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
今回は、目標やスキルレベルに応じたサーフボード選びのコツや、成功する練習のポイントについて詳しく解説します。
サーフボード選びの第一歩は目標設定
サーフボードを選ぶ前に考えてほしいのが「サーフィンでどこまで上達したいのか?」という目標です。例えば、サーフィンを始めたばかりの初心者と、すでに波に乗れる中級者では選ぶボードが異なります。
また、トップアクションや複雑な技を習得したいのか、それとも波に乗ることを楽しみたいのかによっても、適したボードは変わります。
VSCの練習フェーズと目指すべきゴール
VSCでは、サーフィンの練習フェーズを9つに分けています。
例えば、フェーズ9を目指す方は、ショートボードで基本からしっかりと練習し、技術を磨いていくことが大切です。一方で、フェーズ7程度を目標とする方は、初心者向けの浮力が高いボードから始め、段階的に切り替えていく方法もあります。
自分がどのフェーズを目指すのかを明確にすることで、ボード選びもスムーズになります。
サーフボード選びの3つのポイント
1. 適切な長さを選ぶ
サーフボードの長さは、身長に応じて選ぶのが基本です。ただし、初心者や中級者の場合は、少し長めのボードを選ぶことで安定性が高まり、波キャッチやパドリングがしやすくなります。
一方で、短すぎるボードは操作が難しく、上達の妨げになる可能性があります。長さの目安については、以下のようなポイントを参考にしてください:
- 初心者: 身長+10cm程度の長さ
- 中級者: 身長とほぼ同じ長さ
- 上級者: 身長-10cm程度まで短くてもOK
適切な長さを選ぶことで、効率的に技術を習得しやすくなります。
この名が選びのポイントは、初心者ほど波のキャッチを重視して、上級者ほどライディングを重視するということなのですが、上級者でも大きい波に乗る想定であれば+10センチ程度の板が望ましいです。
2. 浮力と体積のバランスを考える
浮力は、ボードの体積(リッター数)で表されます。初心者には浮力の高いボードが推奨されますが、練習が進むにつれて適正浮力を意識することが重要です。浮力が高すぎると操作が難しく、低すぎると波キャッチが困難になります。
- 初心者の目安: 自分の体重の0.36~0.40倍のリッター数
- 中級者の目安: 自分の体重の0.34~0.37倍のリッター数
- 上級者の目安: 自分の体重の0.33~0.36倍のリッター数
浮力が高いボードはパドリングや波キャッチが楽ですが、動きが鈍くなり、テクニック習得の妨げになる場合があります。一方で、浮力が低いボードは波に乗る際の難易度が上がりますが、操作性が高まるため上達の近道となります。
3. 練習のフェーズに合わせて選ぶ
自分の練習フェーズに応じてボードを選ぶことが大切です。例えば、波キャッチを練習中の初心者は、適度に長く浮力があるボードが適しています。一方で、トップアクションやリエントリーを練習したい中級者以上の方は、軽量で操作性の高いショートボードが必要です。
練習フェーズを明確にすることで、ボード選びがさらに適切になります。例えば、VSCのメソッドでは、以下のような進行を推奨しています:
- 初心者: 波キャッチと基本的なパドリングの練習
- 中級者: 波のトップでのターンや簡単なトリック
- 上級者: 高度なアクションや波に応じた動きの習得
ドリームキラーに注意!自分の目標を見失わない
ボード選びや練習を続ける中で、周囲の意見に惑わされることもあるでしょう。「そのレベルは無理だ」や「そんなボードは合わない」などと言われることがありますが、こうした否定的な意見は無意識に発せられることが多いです。
重要なのは、自分がどのレベルを目指しているのかをしっかりと認識し、周囲の意見に左右されないことです。目標に向かって努力する姿勢を持つことで、自分のペースで上達できます。
長期的視野でボードを選ぶ
サーフィンは長く楽しめるスポーツです。そのため、短期的な利便性だけでなく、長期的な視野でボード選びをすることが大切です。例えば、現在は波キャッチに苦労しているとしても、将来的に高度な技術を習得したい場合には、適正浮力で操作性の高いボードを選ぶべきです。
VSCのメソッドは、一生使えるテクニックを提供しています。そのため、早い段階で適正なボードを選び、基礎を固めることが、今後のサーフィンライフを充実させる鍵となります。
サーフボード選びは成功への第一歩
適切なサーフボードを選ぶことは、技術習得への近道です。浮力、長さ、目標に応じた選択を行い、しっかりと練習を重ねることで、確実に上達できます。VSCのメソッドや動画で学んだ内容を実践し、自分に合ったサーフボードでサーフィンを楽しみましょう!
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