サーフィンは自己流でも上達できる
大切なのは「どうやってるか」ではなく「どうなっているか」
こんにちは。
今回はVSCのメソッド紹介ではなく、「自己流でもサーフィンはちゃんと上達できる」という話をしたいと思います。
しかもその上達方法は、特別な才能や高額な道具が必要なものではありません。
ポイントはただ一つ。
「自分がどうやっているか」ではなく、「実際にどうなっているか」に注目することです。
冬は実は“上達のチャンス”
冬のサーフィンは、
・人が少ない
・海に入る時間が短い
・寒くて練習量が減りがち
というデメリットがあります。
でも逆に言えば、
効率よく改善できた人は一気に差をつけられる季節でもあります。
みんなが「寒いから今日はいいや」となっている中で、
1つでも確実に課題を修正できれば、春には明確な違いが生まれます。
多くの人がハマる「自己流の落とし穴」
パドリングがきつい。
テイクオフが遅い。
スピードが出ない。
オフザリップが決まらない。
こうした悩みを持つ人の多くは、
「自分はこうやっている」
「このやり方が合っているはず」
という感覚ベースで改善しようとします。
でも、結果が出ていないなら一度立ち止まって考えてほしいんです。
それって本当に
「思っている通りの動き」になっていますか?

自己流で思うとおりになっている?
「どうなっているか」を見ることが上達のスタート
ここで例え話をします。
風邪を引いたとき、
「この薬を飲んだ」という事実よりも、
「症状がどうなったか」で判断しますよね。
治ったなら正解。
治らなければ別の方法を試す。
サーフィンもまったく同じです。
この練習をした
この板に変えた
この方法を試した
ではなく、
その結果どうなったか
波のキャッチは変わったか
テイクオフは安定したか
ここを見ない限り、改善は起きません。
動画を撮るだけで上達スピードは一気に上がる
私自身、ずっと自分のサーフィンを撮り続けています。
高価な追尾カメラでもズレることは多いですが、それでも十分価値があります。
なぜなら、
自分が思っている姿勢
実際の姿勢
理想とのズレ
これが一発で分かるからです。
「右を向いているつもり」が左を向いていた。
「前に出ているつもり」が止まっていた。
こうしたズレに気づけるだけで、修正は一気に進みます。
VSCメソッドも「研究」から生まれている
バーチカルプッシュ、パワーハンドパドル、水平テイクオフ。
これらは感覚論ではありません。
できている人
できていない人
プロサーファー
自分自身
これらを比較し続けた結果、
「どうなっていると上手くいくか」を言語化したものです。
だからVSCでは「やり方」よりも
「状態」を重視しています。
なぜサーフィンは何年やっても上達しない人が多いのか
野球やサッカー、ゴルフは、
多少練習すれば「競技として成立」します。
でもサーフィンは、
何年やってもテイクオフできない
ライディングにならない
技に入れない
という人が珍しくありません。
理由はシンプルです。
自己流のまま、結果を確認していないから。
特に浮力に頼りすぎると、
「乗れている風」になりやすく、
自分でコントロールしている感覚が育ちません。
基礎はやっぱりパドリング
私が一番最初に見るのは、必ずパドリングです。

特にパドリングはどうなっているか?チェックして下さい
なぜなら、
パドリングが変わると、
波のキャッチ
テイクオフ
ライディング
すべてが連動して変わるからです。
浮力が少ない板でも、
正しいパドリングができれば、
多くの人が短時間でうねりから乗れるようになります。
「30%の改善」で世界は変わる
いきなりプロのようになる必要はありません。
でも、
今より30%良くなる
10本が13本になる
これだけでも、
サーフィンは別物になります。
その第一歩が、
「自分を客観的に見ること」です。
冬にやってほしいこと
・スマホでいいので動画を撮る
・パドリングとテイクオフを確認する
・「どうやってるか」より「どうなってるか」を見る
これだけで、冬の間に確実に差がつきます。
まとめ:自己流でも、正しい自己流なら必ず上達する
自己流がダメなのではありません。
間違った基準の自己流が、上達を止めているだけです。
感覚だけで判断しない
結果を必ず確認する
ズレを修正する
この繰り返しができれば、
誰でもサーフィンはもっと楽しく、もっと自由になります。
ぜひこの冬、
「どうなっているか」に注目して海に入ってみてください。

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