気温は春になってきていますが、水温はまだまだ冷たいですね。
千葉北ではセミドライが脱げるのももう数日はかかりそうです。
私はまだまだグローブしているくらいですしね…
先週から
テイクオフ集中講座ライブ版
というものをYouTubeのチャンネルで配信させていただきました。
参加していただいた方はありがとうございます!
まだ見ていない方はコチラ↓
全5回にわたり
テイクオフからライディングまでのVSCメソッドを一気に紹介していきました。
今まではこれらの内容は、会員サイトの有料部分でしか見ることが出来なかった部分でもあります。
内容は
1日目:サーフィンの基礎的な考え方
2日目:テイクオフの立ち方
3日目:波キャッチ
4日目:パドリング
5日目:ライディングの基礎
このような内容で、サーフィンの初歩からライディングの基礎まで約13時間かけてお話しさせていただきました。
実際に内容部分は4時間くらいかもしれませんが、よくある質問疑問などにもお答えしているので、時間があったら見てみてくださいね。
本来有料部分を公開したワケ
今回の公開に踏み切ったきっかけというと
”間違った情報を伝えている人がいる”
ということなんです。
これはサーフィンの上達法や、練習方法が間違えているということではなく、
【水平テイクオフ】
などのVSCで考えたメソッドが違う形で伝えられているということです。
前足荷重、顎をつけてテイクオフ!ということが間違えているということではなく、
水平テイクオフという言葉を使っているのに、その方法で練習とかその理論では間違えているということです。
それなら”水平テイクオフ”という言葉を使わなければい居と思いますが。
水平テイクオフはVSCが考えた言葉
ちなみに水平テイクオフは私が5年くらい前にブログなどで書いたのですが、これは20年以上も言っていることで、ブログに私が書いたときには検索用語でも出てこないワードでした。
いまでは検索キーワードで水平テイクオフというのがあるので検索すると
このようにグーグルで出てきます(ほぼVSCですが…)
グーグルも私が伝えている歴史からもわかっているのかもしれませんね。
水平テイクオフは板が水平ということではない
そして、水平テイクオフといのは、見た目が板が水平だから水平ということではないんです。
結果的に板が水平になる
というのが正しくて、板を水平にするわけではありません。
それと”4点パドリング”というのもVSC用語です。
これも水平テイクオフには欠かせないテクニックなんですが、これらを含めて板をどうやったら早く滑り出させられるか?
という動きをやった結果、板が水平になっているのです。
板を水平にとか間違った情報が多くなってきているのと、やはり先に言った方が(先に目にした方が)正しいと思い込みがちなので、今回の公開に至ったわけです。
それでも、正しく伝えるか、変に伝わってもサーフィンが実際に上達して楽しめていれば私は良いのですが、この水平テイクオフという言葉の本当の内容が伝わらないと、逆効果にもなりかねません。
動画の途中で効果が出てきている方のコメントなどもありますが、よくあるのが水平テイクオフをした場合、間違いなく波のキャッチが早くなるのですが、波のキャッチが早くなるということはそれだけ角度のないところで乗れる様になるテクニックなわけで、角度のないところで乗れるということは、波に押し出される力を多く受けることになります。
波に押し出される力が多く受けられるようになるということは、簡単に言えば板の出力が上がるような感じですね。
今まで出力の少ない車で坂道上るのに”全開”で漕いでたものが、同じ全開で言ったら行きすぎちゃいますよね?
それが波の斜面だと水の面から飛び出してしまい、逆にパーリングにつながってしまいます。そうすると怪我をしてしまう可能性もあります。
また全然意味の違う”膝でテールを押さえる”などと言ってしまうと、逆に水平テイクオフの意味がなくなり逆効果で、波に乗るのが遅れるどころか、波に乗れなくなってしまうだけです。
VSCではすべてのサーファーがもっとサーフィンを楽しむべきと考える
VSCのコーチ陣はコンセプトとして、
全てのサーファーの底辺を上げて、もっとサーフィンを楽しんでもらう!
と考えています。
それはなぜか?
自分自身もそうだった
からです。
これは私も同じです。
私もサーフィンが上達して楽しくなりましたし、さらに上達したいと思っています。
上達しなくても海は素晴らしい環境ですし、サーフィンというコミュニティーも普段にはない楽しい環境だと思います。
ですが、それにプラスして、少しでも波に乗れたら、少しでも気持ちよく走れたら?もっと楽しいと思いませんか?
特にある程度乗れている方で、技をかけたりして数あるボードを楽しんでいる方は良いのですが、まだ乗れていないとか、思うように乗れない方は、その環境を楽しむ前にサーフィンが楽しめていないという状態だと思います。
そんな状態ではサーフィンに行くのが苦痛になってしまうかもしれませんし、下手をしたら無理に乗ろうとして怪我をしてしまったりした方も居るかもしれません。
せっかくサーフィンを始めて、私たちのようにサーフィンの楽しさに触れる機会があるのに、この素晴らしく気持ちいい
【波の上を立って滑る】
という楽しさを
能力はあるのに、テクニックや知識がないからできない
というのではもったいないと思っています。
サーフィンは力ではなくテクニックだ!
これはスポーツ全般で言えることですが(仕事や生活でも同じかも)
力ではなくテクニック
なんです。
いや、力が要らないというわけではないですよ?
テクニックがあれば力があればさらに良いですね。
例えばゴルフだって、まだ打てないのに飛ばないからと言って思いっきり打てばいいのではないですね。
むしろあの小さい球を思いっきり打ちに行くと余計打てなくなる。
というのは感じて、自分から思いっきり打つのはやめるかもですね。
料理をするにしても、思いっきり包丁を振り回して、火力は常に最大という方はなかなか目にしません。
どんな分野でも、上級者は適度な力を適切に使っているのですが、そのベースにはテクニックがあります。
VSCではそれをもとにして、一般の方や初心者の方が、まずは知識とテクニックを覚えてもらう場所ということを念頭に置いてコーチングをしています。
テクニックは知識から
そうして、VSCのメソッドではテクニックは知識から始まると思っています。
サーフィンの知識は、いったいどれが正しいのか?というのは誰もが感じるでしょう。
- 前足荷重なのか?後ろ足荷重なのか?
- バタ足はした方が良いのか、しないほうが良いのか?
など上げたらきりがありませんね。
これはどっちが正しいなどということは無いと思います。
両方やってみて効果が高いほうが良いという結論です。
言葉を限定すると正しいか間違いかが出てくる
ただこれはサーフィンの方法として、前足荷重か後ろ足荷重かがどっちかが正しいということは無くても
【水平テイクオフ】
は何が正しいか?
というのは存在します。
たとえば、どんな車に乗るべきか?
というのは正しい答えはなくても、
【トラック】
というのはどれがトラックか?
正しい答えはありますね?
↑これがトラックです
正しいですか?
これはトラックではありませんね?
そういうことです。
VSCが言い始めた”水平テイクオフ”というのは、
正しい水平テイクオフの方法があります。
なので、ただ単に板が水平ということでいうと
車で言えば4つのタイヤがあるものはトラックです。
と言っているようなものです。
初めてトラックを作って、そのトラックを”トラック”と名前を付けたメーカーからすれば、トラックでないものはトラックではないのです。
とはいえトラックはありふれた言葉ですし、
水平テイクオフ
というのも水平のテイクオフと考えればそうかもしれませんね。
同じ間違えを避けたい
もう水平テイクオフというのは、ほぼ一般の言葉として定着してしまっているかもしれませんが、これと同じように
- 4点パドリング
- バーチカルプッシュ
- 適正浮力の数値
- ツイステンション
- 縦踏み
などの数々あるVSC独自のメソッドや用語もこれから世の中に漏れていくとしたら、それを正しく理解せず、勝手にメソッドとして自分が考えたように(考える分には良いですが)、間違って表現されてしまっても
全サーファーの底上げ
をすることは不可能になってしまいます。
ただ単に再生されるとYouTubeからお金がもらえるから
ただ単に、再生されると自身の有料チャンネルに登録してもらえるから
というう理由ではなく、
出来るだけ多く方をサポートして、出来るだけ多くのサーファーの底上げをしたい!
と考えています。
そしてそれが上級者や業界の流れを変え
プロのサーフィンの賞金が上がったり、日本人のサーファーのレベルが底上げされて世界で活躍できる日本人サーファーが増えたりなどの効果が期待できると思っています。
パドリングを強化すると乗れる本数が増えて、さらにライディングが楽しめるようになるのと同じ考えです。
もう、サーフィンはオリンピック競技なのです。
だからと言って全員が競技に出る必要はなく、それぞれがそれぞれの形で楽しめばいいのですから。
ただし、
全員が競技に出る必要はなく、楽しめればいい
というのはあるとしても
全員が楽しいのが”のんびりやること”でもありません。
この部分は”どの車に乗るのが正しいのか?”というのと一緒かもですが、上級者はどの世界でもみんなの憧れである。
というのは変わらないと思います。
サーフィンの技術が憧れの場合もありますし、スタイルが憧れかもしれませんし、生き方かもしれません。
でも根本にあるのは、波の上をすべることだと思います。
その上の最高峰がWCTやオリンピックの競技などであったりもするので、その技術に近づいたら楽しいと思うのは皆さんの憧れにもなるかと思います。
ファンボードの方でもロングの方でも、サーフィンをまだやっていない方でも、今回のオリンピックでは五十嵐カノア選手や、大原洋人選手を応援していたと思います。
このように底辺(良い方は失礼かもですが)である私たちが応援することで、自分の楽しみや感動も分け合えるのが特にサーフィンなどのスポーツの世界や環境だと思います。
俺にはかんけーねーと思う方も居るかもしれませんが、私はそう思わないというだけです。
VSCでは売り上げを投資していく考え
そして今後ですが、VSCではスタッフ一丸となって、サーフィン業界を変えるという考えのもと、売り上げはどんんどんサーフィン業界やサーフィンの上達、そしてサーフィンを皆さんが楽しめるように投資していく考えです。
ここでは事業計画まではお話しできませんが、今後はプロのサーフィンの大会やキッズの育成などにもスポンサーをしていきたいと思っていますし、全国で練習会などを開催したりするコーチの育成なども考えています。
そのために売り上げを上げたいという気持ちはありますが…
今回のライブで売り上げは下がる
という考えではありますが、おそらく今回のライブで売り上げは下がります。
というのも、有料の情報をある程度出してしまうと、中心となるメソッドの用語などを表に出すならお金を払う必要はないよね?と思ってしまう方もいらっしゃると思いますので…
ただ、今回は本当に基礎の部分の知識なので、ここから実際にやってみるといろいろと疑問質問も出てくるので、それに対しては会員さんにサポートも含めて全力でお答えしていきたいと思っています。
といってもVSCは今の目先よりも、大きなコンセプトをしっかり将来に見て動いていきたいと思って今回このような形で、私(アツヒトコーチ)とショウタローコーチでライブを開催したということなんです。
- 正しい知識を広め、全サーファーの底上げがしたい
- 全サーファーの底上げが出来れば、もっとサーフィンというスポーツを認知してもらい、プロの世界や業界も変えていける。
- 魅力的なサーフィンという認知が広がれば子供たちが目指していく将来にも期待が持てますし、これからサーフィンを始める方でもすぐにサーフィンそのものが楽しんでいける。
※正しいというのは先ほども書いたように、水平テイクオフなど固有の言葉に対しの正しい知識ということです。
という効果を期待して動いていきます。
と、得意の関係ない話に膨らみましたが、この講座のシリーズでは、とにかくサーフィンを上達してもっと楽しみたいという方に、
本当の水平テイクオフ
をお伝えしているのと、
もっとサーフィンを楽しむコツ
をお伝えしているので、もし興味を持てたら見てみてくださいね。
アツヒトコーチライブ講座
ショウタローコーチライブ講座
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