カットバックはシンプルに考える

カットバックは得意ですか?

カットバックとはパワーゾーンに戻るテクニックとして知られていますが

カットバックが出来るとかっこいいと思う方も多いと思います。

パワーゾーンに戻れれば、ブレーキングやちょっとバックでも良いとは思うのですが

『いや、どうしてもカットバックは決めたい!』

そんな方のために

誰でもできるカットバックのコツを紹介していきたいと思います。

カットバックは実は難しくない

カットバックの失敗例の多くは

カットバックし始めの部分で

かかと側のレールが入ってしまい、俗にいう”かかとがズボる”状態になり転ぶ方が大半だと思います。

私も失敗するとその転び方が9割です。

 

でもそんなカットバックですが、ある部分を意識すると劇的に失敗率が減ります。

その意識する点を今回お伝えしていきたいと思います。

 

カットバックは2段階に分ける

ここで結論から言うと

カットバックを2つにわけることです。

カットバックのターンをちょうど半分に割って

カットバック入り始めから中間地点まで

カットバック中間からフィニッシュまで

この2つに分けて考えると簡単に決まるようになります。

 

慣れてくれば、憧れのラウンドハウスカットバックも夢ではありません!

 

カットバック後半をさきにやらないこと

多くの方が失敗する”かかとズボり”ですが、その原因は

ここで言う

【後半の動きを先にやっている】

ということが原因となります。

 

よく、上級者が言っている

『しっかり先を見る』(目線先行)

『肩を開け!』(末端先行)

 

この2大アドバイスですね。

 

これはこれで間違いではありません。

上級者はそういう意識ですし、実際にこの動きは使うからです。

では、なぜその動きをしても”かかとズボり”は改善しないし、多くの方は失敗するのでしょうか?

 

それは、前半の動きを教えているハウツーが少なすぎるのと、

上級者がやるようなカットバックのイメージを持ちすぎてしまっていることが原因です。

 

私も長年カットバックという苦手な技を教えてくれという会員の方と接していますので、カットバックに関しては完璧に言えば色々と練習項目はありますが、まずみなさんに必ず意識してほしい練習ポイントを今回は一つお伝えしたいと思います。

 

カットバック前半の動きを覚えるだけ

では、早速カットバックの動きを覚えるコツをお伝えしたいと思います。

 

まず、先ほど言ったように、カットバックが失敗する原因は、カットバック後半の動きを最初から出してしまうことで発生します。

こんな感じで腰肩開いて思いっきりスープに向かって戻っていくようなイメージですね。

これだと見るからに

目線は先を見て、肩は開いて戻って行っているように見えます。

 

これはこれで間違いはありません。

 

ただ、もしあなたが

カットバックを得意になりたい!

カットバックを決められるようになりたい!

そうおもうのであれば、今からお伝えする練習を確実にやってみてください。

 

カットバックは後ろ足で押し出していく

カットバック前半の動きを、後半のよくあるセオリーの前に完成させておくことです。

単純にカットバックとは、1つのターンの中で行うテクニックなのですが、波のどの部分で行うかを考えてみましょう。

カットバックは次の3つのポイントがあることを理解しておきましょう。

1,カットバック入り口から前半

2,カットバック中間点

3,カットバック中間点から後半

 

ここで分けていただきたいのが、2の位置から前と後という部分です。

ほとんどの方はこの2の位置からのカットバックの動きを1の時点でやってしまっているということです。

この1~2の位置関係と

2~3の位置関係での波の性質によって変わってきます。

カットバック前半と後半の違いとは?

カットバック前半と後半の違いとは

単純に、降りるターンと登るターンの違いです。

降りる方向へのターンと登る方向へのターンは全然違います。

単純に画像の様にカットバックする際には、かかと側のバックサイドターンになっているのがわかると思いますが

降りるターン=フロントのトップアクション

登るターン=バックサイドのボトムターン

これターンとしては同じなのですが、同じようにやって上手くいくはずがありません。

 

そこで、カットバックを上手くいかせるためには、この2つのターンを考えて分ける必要があります。

 

ちなみにかなりスピードのある上級者は、ただ単に1つのターンとして考えるので、スピードがかなり出ているようであれば1つの考え方でも決まるかもしれませんが、スピードを考えてこの先を読んでみてくださいね。

 

腰が開いてくるまで待つ

まず、普通の一般サーファーがカットバックを決めたいと思ったら(失敗率を下げたいと思ったら)

1番から2番までの降りていくターンを考えておく必要があります。

前半のターンを作るということです。

 

まずこの画像の①のように、ボトムターン後にしっかり板に体をくっつけて、降りて行って加速していく動きに対応できる低重心姿勢を作っていきます。

その後②まで軽く後ろ足でテールを押し込んで板を岸の方向へ押し出していきます。

この押し出すというのは感覚的に10センチくらい身体より前に押し出していくようなイメージです。

 

そうすると徐々に旋回しながら、後ろ足を押し出しているので、板が前に出ていき腰と肩が開き始めます。

 

腰と肩が開いたらとかではなく、波の中腹を過ぎて、ボードが戻る方向に達したら後半にうつりましょう。

画像の②の位置を見ると縦と横のラインが切り替わる部分をイメージできると思います。

 

腰が開いてノーズがボトムを向いてから

②まで上手くいけば、あとは皆さんの想像通りです。

しっかり腰を開いて、肩も開いたり、目線を先行して当てたいところへ引っ張っていけば良いですね。

 

ここまで来るとバックサイドのボトムターンに近いですが、実際にバックサイドの様にトップがあれば良いですが、フェイスだけで戻るような動きからやっていきましょう。

 

問題は②までですから、この部分をひたすら練習していきましょう!

 

カットバックの入り方だけひたすら練習

やり方は以上となりますが、とにかく”入口”の部分をひたすら練習していきましょう。

  • 急に肩を開いていかない
  • 目線は先を見すぎない
  • 低重心を作る
  • 最初は降りるだけで練習
  • 動作は思ったよりもゆっくり

この辺りを意識しましょう。

 

 

またこのカットバックのイメージを、YouTubeなどで何度も見て、動きのタイミングとスピード感をイメージしておくことも大事です。

ただ、海に行くと意外と自分は早く動いてしまいがちなので、イメージの動画を2倍速くらいで見ていくと良いと思います。

どうしてもうまくいかない方は入り口部分だけでも3倍速でイメージしましょう!

 

詳しいやり方はコチラの動画から。

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