ああ、もっと早くサーフィンが上達したらどんなに楽しいことか…

そう思う方も少なくないはず。

そして、そのためにスケートボードを購入する方も多くなってきていると思います。

そのスケートボード、家で眠っていませんか?

もしくは

買ってやりたいとは思っていたけど、まだ買う勇気が出ない…

買えば練習は出来ると思うけど…

なんて方も多いと思います。

そこで今回は、

これからサーフィンの上達をしたい方のための、

スケートボード超入門編

をお届けしたいと思います。

サーフィンのためのスケートボード基本編

サーフィンの上達を目指すのであれば、スケートボードはやるべきです!

海ではできない動きの反復練習ができるので、確実に上達を早めることが可能です。

でも、そのためには安全に確実にスケートボードで練習するための、基礎知識をしっかり覚えましょう

これから10個の項目にわたってお伝えしていきます。

  1. 安全第一
  2. ルールやマナーを守る
  3. 目的を明確にする
  4. 場所を決める
  5. ボードを決める
  6. 基礎練習する
  7. プッシュ
  8. フォームとバランス
  9. ターン
  10. サーフィンに活かす(意識を強める)

順番にしっかり頭い入れて安全に練習してい行きましょう!

 

1,スケートボードは安全第一!

スケートボードを行う場所は、基本的にコンクリートやアスファルトなど固い地面です。
転ぶと大けがにつながる恐れもあるので、安全面には注意しましょう。

海は転んでも水自体は痛くないので、サーフィンの練習でスケートボードをやる場合
ついつい無理をしがちです。
まだスケートボードに慣れていない状態で、スピードを出しすぎたり、車が通るような道路で練習したり、急斜面など危ない場所で練習したりと、まず危険があるということを認識していきましょう。

スケートボード初心者の方は、出来るだけ防具をつけて練習するといいです。

かっこ悪いとか、邪魔だからという理由で防具をつけないで練習すると、いざ転んだ時に大けがにつながります。
サーフィンの練習で始めたスケボーで骨折など、面白くなくなってしまいますので思ったよりも安全に行ってください。

 

2,ルールやマナーを守る

これも安全面にはなりますが、道路や歩行者が通る場所、やってはいけない場所、騒音などの迷惑をかけない場所などは避けて、安全にスケートボードに集中できる場所で行いましょう。
出来ればスケートバークや、人気のない駐車場など、まずは迷惑のかからない場所を探して、下見をしてから行うといいです。

スケボー初心者の方は、意図せずボードを飛ばしてしまったりもするので、歩行者が多いようなところや、柵などがない場所だとその外に飛ばしてしまったりもよくあります。

また、スケートパークなどでも”やってはいけない行為”や”入ってはいけない場所”などの、ローカルルールもよく知っておくと、後々トラブルになりづらいです。

サーフィンの練習のために、ご自身の安全もそうですし、もともとスケーターの方も居る環境に入るので、スケボー自体のルールやマナーも守っていくといいです。

 

3,練習の目的を明確にする

ここで”さあ、スケートボードを買いましょう!”とはなりません。

すでに持っている方は、持っているものを使えばいいですが、まだ持っていない方はもう少しお待ちください。

安全に行う必要があるということが分かったら、
ここから具体的にスケートボードで練習していく流れを説明します。
まずは、何のためにスケートボードをやるか?目的を明確にします。
•スケボーはスケボーでやりたかった
•ただ単に海には行けないから走りたくて
•海に行けないから運動として
•立ってもすぐ転んでしまうからバランスの練習に
•アップスでの体の使い方を覚えたい
•ボトムターンの姿勢矯正
•バックサイドのターンの練習
•トップアクションの体の動かし方
これらの目的に応じて、練習方法やそれに合った練習場所、練習に使うスケートボードを選びましょう!

 

4,練習を行う場所を決める

購入するまで、もう少しお付き合いください。

目的が明確になれば場所を決めていきましょう!

スケートパークなど

単純にスケートボードがやりたい、運動として、トップアクションやターンの練習などの場合
一番おすすめなのは、スケートパークです。
スケートボードができる環境が整っているということと、どんな動きにも対応した練習ができます。
スケートパークは無料有料ありますが、スケートボードをやる場所ですので、すべての方にお勧めします。
当然、ルールマナーは守って安全に防具をつけて行いましょう。

駐車場などの平坦なコンクリート路面
ライディングの姿勢づくりや、アップスの踏みの練習、ボトムターンなどの姿勢や
スタイルづくりに向いています。
平らなのでスピードも出ず比較的安全ですが、逆にスピードが出ないのがデメリットなので、比較的
スケートボード初心者の方にお勧めの場所です。

家の中
これは意外かもですが、家の中でも、乗るだけで練習できることはあります。
しなりのあるボードの場合や、トラックが柔らかいタイプのものでしたら、タイヤを固定して
乗っているだけでも左右バランスや、ボードを動かす踏みの練習はできます。
超初心者の方はここから始めてもいいかもしれません。

ご自宅や職場などの生活圏から、通いやすい、使いやすい場所をみつけて、スケートボードをやれる環境を作っていきましょう!

 

5,ボードを決める!

え?ここで?と思うかもしれませんが、スケートボードを購入するのを早まってはいけません。

結構な方がやりがちですが、目的が違うスケートボードを購入してしまう方も少なくないんです。

まずは目的としてどんなことがやりたいのか?を決めて、やれる場所も見つけてから、そのやれる状態を把握して、それに合った板を買うべきなんです。
スケートボードといっても色々あります。

普通のスケボー、ロングスケボー、首振り系(スラスター系)、傾き系、電動スケボーなど…


やれる場所や練習したい項目に合わせて、このタイミングで購入を考えるといいです。

普通のスケボー:基本的に全般出来るが、特に特化したことはないのと入手が簡単、安く手に入る
ロングスケボー:最近あまり見ないが、しなりもあるので基本の姿勢や板を動かす踏みとターンがやりやすい
首振り系:簡単にサーフィンのような感覚が手にはいる。ただしターンの姿勢には注意
傾き系:トラックが柔らかく、傾くのでターンの板の傾きを感じやすく若干難しいが慣れると一番効果が高い
電動スケボー:平坦でもある程度スピードが出て、外部の力で加速するのでサーフィンに近いターンも可能

※安くておすすめの傾き系スケートボード:https://amzn.to/3qZoWvc

家の近くに広い路面などがないのに電動を買ってしまったり、平坦すぎるところで普通のスケボーなど
情況や目的に応じて種類があるので注して購入しましょう。いくつか購入するのもありです。

ただ単にかっこいいとか、プロが使っていたから、という理由で購入するのも悪くないのですが、勝手から使わずじまいなんてことにならないように、最初の一本は目的と場所などに合わせて購入することをお勧めします。

動画でも解説していますのでよかったら見てみてくださいね。(前編)

 

6,基礎の練習をする

目的、場所、道具がそろったら早速練習しましょう!

スケートボード自体にある程度慣れている方は、この項目は飛ばしてもらって構いません。

まずは自宅で、クッションやじゅうたんなどの柔らかいマットなどの上で、スケボーが走らない状態を作り、スケボーの上に立つ練習から始めます。
その際、スタンスはどこに置けばいいのか?足の向きや、どの部分に荷重をかけるか?
姿勢なども鏡でチェックしたり、“乗る”という部分の基礎部分を練習します。

まずスケボーに慣れていない方は、スケボー自体に立つこともボードによっては厳しいので、数分でもいいので、一度動かないところで乗ってみてください。
家の中ではなく、外でしたら芝生の上や、砂利の駐車場など、スケートボードが動かない環境で乗る練習から始めるといいです。

止まっている状態で安定して乗れないと、走っている状態で不安定になり転んでしまうと大けがにつながるので、

少し遠回りと思ってもしっかり練習しておきましょう!

 

7,プッシュ

お待たせしました!

やっとスケートボードの練習に入っていきます!

まずはスケートボードの第一関門
初期段階の“スピードをつける”ということです。

プッシュとは、漕ぐことです。

片足をボードに乗せ、片足で地面をけります。
パークや斜面がある場合は、勝手に加速はするのですが、まずは平たんな場所でプッシュから練習してください。
平坦な場所でプッシュもできないと、加速してしまってからバランスが取れず転んでしまいます。
パークなどのランプなどをやる際も、いきなりトップからドロップなども危ないので、そのようなチャレンジより、まずはプッシュから覚えましょう。

プッシュも前項目の練習時に、動かない場所で片足で蹴る練習をしてもいいかもしれません。

前足のつま先をやや前に向けて、体を正面に向けるようにして、逆の足でまずはそっと地面をけって、ゆっくりでいいので進んだら、後ろ足を載せて、前足のつま先を横に向けてライディングします。
慣れてきたら2漕ぎ、3漕ぎと、危なくない程度にスピードをつけていきましょう。

 

8,フォームとバランス

プッシュができるようになってきたらライディングフォームとバランスを練習していきます。

多少滑れるようになったからといって、ここで急にターンなど始めてしまうと、大けがにつながることもあります。

皆さんは大人サーファーなので、ここは我慢してフォームづくりに専念しましょう!

ここでいうバランスとは、ただ単に乗るためのバランスではなく、サーフィンのバランスを意識した
姿勢をとっていく段階です。
ある程度走れるようになると、走っている状態で姿勢の調整ができるようになってくると思います。
スケートボードもサーフィン同様に、横向きになって進むので、まずは膝腰肩を平衡に構え、顔は進行方向をやや向けていいので、進んでいる先の状況を確認しながら、

・前足荷重、後ろ足荷重
・つま先荷重、かかと荷重
など各方向へ荷重移動することも練習しましょう。

姿勢も作る必要があるので、バランスが取れるようになってきたら、ライディングフォームを作って荷重バランスをいろいろと取りながら、ライディングのスタイルづくりもしてみてください。
ちなみに、上達する基本姿勢は

後ろ足6前足4の前後バランス

つま先6かかと4のややつま先荷重

となります。

 

9,ターンで加速する

おめでとうございます!

この段階まで来たら、思っていたようなサーファーとしてのサーフスケートの段階になってきますよ!

ここまでくると、スケートボードもかなり慣れてきていると思います。
それなりに時間もかけてここまで来る必要はありますが、ある程度ターンして、加速することも可能になってきます。
ここでやりたい練習を行うことを想定したボードを最初に選ぶといいですね。

まずは板を細かくターンさせて、幅30センチから50センチくらいの枠の中で行ったり来たりのターンを連続で行ってみます。
小刻みに早く動く必要はありません。

まずはゆっくりでいいので、つま先側、かかと側へ板を傾けて、体の傾きだけで、足を使ってターンします。
この時にスラスター系では首を振る板の特性があるので、傾きではなく、肩の振でターンしてしまうと、実際に海に行ったときに板が傾かないという動きにつながるのでやめましょう。

小さいターンができるようになってきたら、徐々に大きくターンして、ボトムターンやトップアクションなどやりたいテクニックを、やりたいスタイルで決めていきます。
このくらい慣れてくると、スケートパークなどのR面や斜面などを使って、波を想定した練習も可能になってきますので、安全面を考慮したうえでいっぱい練習してみてください。


もし、ここでやりたい練習が変わったり、新しいことをするのにスケートボードを買い足してもいいかもしれませんね。

とはいえ、くれぐれもここで無理してケガなどしないように!

 

10,サーフィンに活かす!

もうここまでスケボーに慣れて生きている時点で、バランス力やターン力も上がっていると思います。

当然海でも効果は出てくると思いますが、海でも意識してサーフィンに活かしましょう。
とはいえ海ではテイクオフをしないとライディングは出来ないので、ライディングのための安定したテイクオフをする必要も出てくると思います。

安定していい波に乗れたら、波の斜面の上で意識してほしいのは足の裏の感覚です。
足の裏に感じる、加速の圧力や、進んでいる方向感、目線など、スケートボードを使って練習した項目を海で感覚から感じることから始めてください。

ここで注意してほしいのは、サーフィンの上級者はサーフィンの感覚でスケボーができるからスケボーがサーフィンっぽいのであって、

サーフィンの初中級の方がスケボーでサーフィンっぽくできるようになってきた動きがそのままサーフィンになる

とは限りません。

まずは水の感覚とコンクリートの感覚の中で共通する感覚を見つけていくことから始まります。
足の裏に感じる加速感や足にかかる圧力感
それがわかってくるとターンやアクションなどの動きが連動して一気にサーフィンも上達していきますよ!

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あとは、サーフィンとスケボーの練習を繰り返していくこと!

そうすると、陸でもサーフィンを楽しめるようになってきますし、確実に短期間でいろいろなテクニックを覚えることが出来ます。

 

安全に楽しむこと!

スケボー自体に慣れたり、効果が出るまでにそれなりには時間がかかりますが、最終的には陸でも海でも楽しめるサーファーになることは間違いないので、ぜひスケートボードを始めてみてくださいね。

安全に、楽しく練習をして
実際のサーフィンに活かしていきましょう!

練習編後半はこちら↓

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