皆さんこんにちは、サーフィンコーチのアツヒトです。

今日は「パドリング」について、少し本質的な話をしたいと思います。

特に「パドリングが進まない」「うねりから波に乗れない」といった悩みを持っている方に向けて、VSC的な視点でアドバイスをしていきます。

パドリングに関しては、初心者と上級者ではまったく別物だという認識が必要です。

感覚的に言えば、初心者のパドリングは「自転車」、上級者のパドリングは「エンジン付きのバイク」のような違いです。

昔、エンジンのついた自転車のような、自転車にエンジンがついたような乗り物がありました。ペダルを漕げば進むけど、エンジンでも走れる。

そんなバイクに乗っているのに、初心者は腕だけ(=ペダル)で漕ごうとしますが、上級者は身体の中心にある強力な筋肉(=エンジン)を使って漕ぎます。これが決定的な違いです。

 

ホンダのエンジン付き自転車https://global.honda/jp/news/1984/2840222.html

上級者は腕ではなく体幹で漕いでいる

パドリングの推進力が出ない最大の原因は、「腕だけ」で漕いでしまっていることです。

肩を壊してしまう人も、こうした腕頼りの漕ぎ方をしている傾向があります。

しかし、上級者は違います。

腕を動かすのではなく、肩甲骨から背中、さらには胴体全体の筋肉、つまり「体幹」を使ってパドリングしています。

体幹を軸にした動きは、安定していて疲れにくく、より深く水をかけるため推進力が圧倒的に増します。

 

浮力を増やせば乗れる?その常識に潜む落とし穴

よく「浮力を増やせば波に乗りやすくなる」と言います。

それ自体は間違いではありません。たとえば、25リッターのボードでは乗れなかったけど、30リッターにしたら少し乗れた、35リッターでまあまあ、40リッターでたくさん乗れた、というのはよくある話です。

でもここで考えてほしいのが、「浮力を上げた分だけ本当に比例して乗れる本数が増えているのか?」ということです。

実際には、浮力を少し増やしただけで急に乗れるようになったというケースもあれば、いくら浮力を増やしてもあまり変わらなかったという人もいます。

これはつまり、浮力よりもパドリングの質が関係しているということです。

もし浮力を10リッターも20リッターも増やさなければ乗れないとしたら、それはパドリングがうまく機能していない可能性が高いです。

そしてそのまま浮力に頼り続けると、パドリングの技術はいつまで経っても上達しません。

浮力を上げた分乗れている?

常識と非常識を見直す時が来た

「浮力を上げれば波に乗れる」という常識に疑問を持ってください。

VSCの考え方では、「パドリングを鍛えるためには、あえて浮力を下げる」ということを推奨しています。

もちろん、いきなり浮力の少ないボードに乗っても漕げないという人もいます。

でも、2回でもいいんです。

2回だけ、浮力の少ない練習用ボードでしっかりパドリングの練習をしてみてください。

それだけで、今まで乗れなかった板で波に乗れるようになる。

波のキャッチ率も格段に上がる。

波の角度が低くてもテイクオフできるようになる——そんな方を何人も見てきました。

 

本当の「楽しい」はその先にある

「辛いパドリングはしたくない」「浮力を上げた方が楽だから」という気持ち、よく分かります。

ですが、それで上達しないままの状態が続くよりも、一度しっかり基本に立ち返ることのほうが、結果的には楽しくなる近道なんです。

私は何千人というサーファーを見てきましたが、本当に上達した人たちは、早い段階で浮力に頼らず、パドリングの練習に取り組んだ人たちでした。

要は「常識だと思っていたこと」が、実は「非常識」だったということもあるのです。

 

サーフィン上達のカギは、あなたの中の『常識』を疑うこと

VSCのメソッドは、「ただ物を売るため」ではありません。

私たちのゴールは

「サーフィンを楽しく続けられるようにすること」

です。

乗れると楽しい!

だからこそ、逆を突くようなメソッドを提案することもあります。

でもそれは、遠回りのように見えて実は最短ルート。

「急がば回れ」という言葉の通りです。

ぜひ一度、「浮力を下げて、パドリングに向き合う」というチャレンジをしてみてください。

それだけでも、今までの常識が大きく変わると思います。

 


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