こんにちは、アツヒトです。
今日は「脱・初心者」を目指している週末サーファーの方へ向けて、大事な話をしようと思います。
ライディングが安定しない。
ボードに立ててもすぐに転んでしまう。
乗れているのに、なぜか波に置いていかれる…。
このような悩み、思い当たることはありませんか?
実はそれ、ライディングの練習以前に、テイクオフの基礎が不安定になっているからかもしれません。

プロサーファーのように乗れる日も近い!
■「テイクオフに余裕がない=ライディングが安定しない」は本当?
サーフィンを始めたばかりの頃、多くの人が「立つこと」や「滑ること」に集中しがちです。でも、立つのが早くても、波に合っていなければボードは走りませんし、滑っても姿勢が崩れていれば安定感は出ません。
これはあえて言いますが、「立てること」と「乗れること」は全くの別物なんです。
そして、しっかり乗るためには、テイクオフの質を上げることが最短ルート。
焦って立とうとせず、パドルの質を見直し、波を見る力をつけて、適切なタイミングで立ち上がる。これらが噛み合ったときに、初めて「本物のライディング」が始まります。
■“急がば回れ”はサーフィンでも本当に効果的
会員になった方で、最初からガンガン乗れるようになりたい!と意気込んで、ひたすらライディングばかり練習している方がいました。
でも半年経っても「横に走れない」「転ぶ」ばかり…。
良くてもたまにトップアクションみたいなことが出来るときもあるというくらいの方でした。
そこで、パドリングや波のキャッチ、そしてポップアップの見直しを一緒にやったんです。
最初は地味で面白くなさそうに感じていたようですが、2週間後には「今まで何してたんだろう」と言って、笑顔で横に走るライディングができるようになっていました。
つまり、遠回りに見える「基礎の見直し」こそ、上達の一番の近道。
これぞまさに、「急がば回れ」ですね。

ゴールへの道はまっすぐとは限らない
■やってはいけない!テイクオフのNG行動トップ3
ここからは、そんな「テイクオフの精度を下げてしまう原因」となる、やってはいけない行動トップ3を紹介します。自分がやっていないか、チェックしながら読み進めてみてください。
①「ただ思いっきり漕ぐこと」
波が近づいてきた瞬間、
「来た!」と焦って、頭が真っ白になりながら、全力でパドリング!
そんな経験、あなたにもありませんか?
でもこれ、力んでしまったせいで、手から水が抜けて上手く進まず、うまく波に乗れない原因になります。
特に力任せで漕ぐと、波とのスピードが合わず、押し出される感覚も生まれません。
👉 VSCでは『パワーハンドパドル』というメソッドを使い、
腕だけに頼らず、肩甲骨や背中、体幹を使った効率的なパドリングを練習します。
これにより、力を抜いても推進力が生まれる漕ぎ方を身につけられるんです。
②「波を見ずに漕ぐこと」
波に集中するあまり『とにかく滑り出してくれ!』とお願いしながら漕ぎ続けていませんか?
これは波のパワーを逃す最大の原因。
波から目を離しがむしゃらに漕いでも波に乗れるわけではありません。
目線を落とす=波がどこにあるのか分からなくなるので、
どんなに漕いでもズレた位置で漕いでいることにすら気づけません。
そんな方は、落ち着いて波を見ながら漕ぐことで、「この波、来るかも」「あと何秒でブレイクしそう」といった判断ができるようになります。
VSCでは『素振り練習(波追いのシミュレーション)』を使って、
目線をキープしたまま漕ぎ続ける動きを、ブレイクしない波を使って練習します。
これが後々、実際の波の中でのキャッチ力につながっていきます。
③「とにかく早く立とうとすること」
せっかく波をキャッチできたとしても、
焦って立とうとして早すぎたり、体がついていかなかったりでバランスを崩す…。
これ、非常に多いです。
特に立ち上がりが早すぎると、焦って前のめりになり、足が正しい位置に入らなかったり、バランスを崩しがち。
正解は、「落ち着いて足入れをする」ということ。
VSCでは『サイドウェイズテイクオフ』という、ねじりの動作を使ったテイクオフ方法を指導しています。
ただ真上に立つのではなく、ボードの進行方向に合わせて斜めに立ち上がることで、体のバランスも保ちやすくなるんです。
■まとめ:テイクオフを制する者が、サーフィンを制す
今回紹介した内容、どれか1つでも当てはまっていた方は、
まずは焦らず、今一度「テイクオフ」に目を向けてみてください。
- 力任せに漕がない
- 波を見ながら漕ぐ
- 落ち着いて立つ
この3つを意識するだけで、今までうまくいかなかったライディングが、驚くほど安定する可能性があります。
たった1本の波に正しく乗れると、その体験があなたの成長を加速させてくれます。
そしてそのために必要なのが、テイクオフの見直し=一歩下がる勇気です。

水しぶきを上げるほど漕がなくても…
■次のステップ:テイクオフを変えるなら、今がチャンス
とはいえ、その3つの方法がわかっても『自己流では練習の仕方がわからない…』そんな方も少なくないと思います。
そこで、VSCのサポートプランを活用してみてください。
- 正しいパドリング姿勢と力の入れ方(パワーハンドパドル)
- 波を見ながら練習する方法(素振り練習)
- 安定して自然に立てる立ち方(サイドウェイズテイクオフ)
これらを段階的にマスターできるように、動画・テキスト・添削サポートでフォローしています。
「急がば回れ」の精神で、一緒に成長していきましょう!
サポートプランの詳細は[こちら]からご確認ください。
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