もしこれを見ているあなたが、もっと早くテイクオフ出来たらライディングがいっぱい楽しめてサーフィンが楽しくなるんだけど…
そう思っているのであれば、今回の内容は非常に役立ちますし、サーフィンの難しさが軽減されると思います。
まず初心者の方が悩むポイントでもある【うねりからテイクオフ】というのは、中級の方でも悩みが多いポイントでもあります。
その悩みを解決するための、うねりから軽々乗れるようになる3つのポイントが必要な理由をお伝えしたいと思いますので最後まで見て参考にしてみて下さいね。
なぜうねりから乗るのは難しいのか?
まず質問なのですが、これを見ているあなたはうねりからテイクオフすることが出来ていますか?
1ラウンド1本でも2本でもうねりからテイクオフで出来ていれば出来ていると思ってください。
ではその出来た場合というのは、
自分でどのようにテイクオフしたか?を覚えていますか?
思い出すことは出来ますか?
まず、上級者の方だとここは必ず覚えていますし、波がどんな形だったかも覚えています。
もしあなたが、うねりから乗れて走れているとか、走れなくても崩れる前から立てたというのであれば、それを覚えていなければ再現性がない状態でテイクオフしていると思ってください。
再現性がない=イメージがない
これがまずサーフィンのテイクオフが
難しい
と思ってしまう理由なんです。
基本的にイメージできないことは難しいですね。
例えば過去に(子供のころなど)難しいと思っていたことが、慣れてきたら簡単に思えたとか、慣れたらなんてことなかったなんてことはありませんか?
これは、
慣れたことによってイメージがついた
ということなんですね。
出来るイメージがあるから、そのイメージ通りに行動すれば簡単だと思っていますし、実際に実行するときにパニックになるなどがないので簡単に軽くこなしてしまうんだと思います。
サーフィンのテイクオフというのは、上級者からすると当たり前の行動でも、
初心者や中級の方には難しいと感じてしまう行動が何か?
がわかれば簡単になってきます。
テイクオフにパドリングのスピードは要らない?
これは意外と盲点なのですが、初中級の方で相談されることとしてはよくあるのが
『まだパドルのスピードが出ないのでうねりから波に乗れないんですが…』
というものです。
これ、私からすると、パドリングのスピードがあれば乗れるんですか?
もしかしてパドリングのスピードで波に乗っていると思ってるんですか?
という疑問がわいてきますし、実際にそう聞き返してしまいます。
あなたはどう思いますか?
これが
スピードは要らない
ということがわかると、サーフィンのテイクオフは難しくなくなると思います。
初心者でもテイクオフにスピードが要らない3つの理由
ではその3つを紹介していきましょう。
理由は上げられるけど、初心者には難しいテクニックや知識だというものでは全く意味がないので、
この、3つの理由は初心者でも誰でもできることだからスピードをつける必要がないんだと思っておいてください。
※またここでそれはそれで難しいとか思わないように!
テイクオフできるかどうかはポジションで決まるから
まず一つ目の理由は
テイクオフというのはポジションで決まる
ということです。
どんなに上級者でも、ポジションがあっていないところからは乗れません。
ただ、乗れるポジションというと、波が崩れかけてくるところからどこまでが乗れる範囲か?ということなので
上級者の乗れる範囲は広く
初心者の乗れる範囲は狭い
ということが言えます。
分かりづらいと思いますので仮の角度で言うと
上級者は波の角度が40度から90度までの間ならテイクオフが出来る
とすると
初心者は波の角度が60度から80度の間でテイクオフが可能
という感じです。
角度がないところでは滑り出さないし、角度があると立てないしって感じですね。
これは仕方ないことです。
『だからその60度がスピードが有れば40度になるでしょ?』
って考えがちなのですが、そもそも波が狙えないので意味がないんですね。
同じ考え方で左右の位置というのもあります。
波のピークからどれだけ離れてテイクオフしても、ターンや加速力でカバーできる上級者と、それがない初心者だと左右位置もシビアになってくるというわけです。
そしてそのスピードがあるかどうかよりも重要なのが理由2です。
ボードの浮力が使えていないから
スピードの前にこのボードの浮力が使えていないというのが大きいんです。
もしポジションがあったとして、よりうねりの状態から乗りたいのであれば、スピードよりもボード浮力を活かせる漕ぎ方を覚えたほうが良いです。
まず考えてほしいのですが
『初心者は浮力が無いと乗れないから、初心者は浮力のある板から始めたほうが良い』
となるのでしょうか?
浮力が有ると何があるのでしょうか?
単純に
浮力が有ると波に押されやすいから
ということだと思います。
逆に考えて、上級者は浮力の少ない板に乗っていますが、浮力を使わなくても推進力があるからなのでしょうか?
それもありますが、基本的に上級者は浮力が有ればあるほどテイクオフは早くなります。
浮力が無ければないほどテイクオフは遅れますが、テイクオフ出来ないということは無いです。
初心者の方はある一定以下になるとテイクオフが出来なくなる。
要は、浮力の使い方がわからないから、浮力が少なくなると浮力を使えなくなるからなんですね。
ちなみに最初にイメージが大事だと書きましたが、浮力を使ってうねりから板を滑らせるイメージはありますか?
推進力ではなく、浮力を使って波に乗るイメージです。
これが使えると
浮力で乗れるのでパドリングのスピードは要りません。
浮力が使えなければパドリングのスピードや、パドリングの推進力の強さが要ります。
となると初心者の場合は浮力のある板に乗っているのですから(このためにそうしているはず)、浮力が使えればスピードは要らないと言ことに気付くはずです。
そして上級者があんなに少ない浮力の板に乗っているのに、ほとんど漕がないで軽々うねりから乗って行くのを見たことはありませんか?
あれは浮力を最大限に活かして波のパワーを使うことで波に乗るテクニックを持っているので出来るんです。
浮力を活かせばパドリング力なんてなくても乗れるんですが、それは難しいことではなく練習すればだれにでもできます。
VSCではこの方法を初心者の方でも誰でも覚えられるように練習メソッドにしているので、初心者であっても浮力も力も要らずに皆さんすいすいうねりから乗れるようになっていきます。
パドリングのスピードで乗るのではなく、浮力が使えればスピードが要らないということがわかれば、さらにうねりから簡単に乗れる方法がわかってきますよ。
初心者サーファーは大きい波に乗らないから
大きい波に乗ろうとしている初心者の方も居るとは思いますが、基本的には初心者の方は大きい波には乗らないと思います。
【波に乗る】
ということはどういうことでしょうか?
波に乗った場合どういう動きになりますか?
波に乗ったということは、波と一緒に岸に向かって移動していきますね。
ということは、板のスピードと波のスピードが同じになるということです。
このため、パドリングで出来るだけ波にスピードを合わせるとか考えると、パドリングのスピードが足りないと思ってしまいがちなんですね。
実際には波というのは水深によって波のスピードが変わります。
”津波”というのがありますが(うねりとはメカニズムが多少違うのですが)、昔チリ地震というのがあって日本にも大きな津波が来て被害を及ぼしたようです。
チリと言えば太平洋の反対側、ほぼ地球の反対側ですね。
その反対側から24時間後には津波が到達していたようです。
ですがみなさん波ってどのくらいの速度だと思いますか?
堤防から波を追いかけて走ってみてください。
走っても追いつくくらいの速度です。
だいたい15キロとかそんなもんですね。
では先ほどのチリの地震を考えると、地球の裏側から24時間で15キロのスピードで間に合いますか?
15☓24=360キロになります。
360キロというと、24時間かけて東京から大阪もいけない距離です。
どういうことかというと、基本的に波というのは水深が浅いほど遅く、水深が深いほど早いという性質があります。
水深5000mほどの海洋では時速800キロほどになるそうです。
水深10mでも35キロくらいでるそうです。
でも皆さんがサーフィンしているところはせいぜい2mくらいですかね。
これも波が小さければ小さいほど浅いのでより遅くなるということです。
なので小さい波にしか乗らない方は、波のスピードも遅いのでスピードは要らないということになります。
何よりも大事なのは波と出会うポジションと浮力を活かした漕ぎ方
この3つの理由から、まず初心者サーファーの方がうねりから乗りたいからと言ってパドリングのスピードを求めるのは違うということはわかったでしょうか?
必要なのは
波と出会うポジション
浮力を活かした漕ぎ方
この2つなんです。
そのためには
波を見ながらポジションを合わせて
波にポジションが合えば落ち着いて浮力を活かした漕ぎ方をすればいいので、それは練習次第で誰にでもできることなんです。
VSCでは
波と出会うポジションを合わせられるようになる、波の見極め力がつく練習方法である
素振り
そして
波の中で少ない浮力でも、浮力を活かしたテイクオフが可能になる
上級者が行っているパドリングと同じ効果が得られる
バーチカルプッシュ
この2つ
そしてそのテイクオフにつながるパドリング手法である
パワーハンドパドル
この3つの練習を行っていただいています。
その結果…
”憧れのショートボードでサーフィンが楽しめるようになりました!”
”疲れず楽にパドルが出来るようになり、最近はうねりから乗れてライディングを楽しめています!”
”久しぶりにロングの友人と海に入ったら乗りまくれて、友人から『なんでそんなに乗れるの?』って不思議がられました!”
そんな喜びの声が後を絶ちません。
もしあなたがこの様に楽しく波乗りをしたいのであれば、まずは第一に
うねりからテイクオフするためにはパドリングのスピードは要らない
それだけでも覚えてゆったりとした、スムーズに進むようなパドリングで落ち着いて波を見ながら波を追いかけてみてください。
ある程度浮力を出した板に乗っているのであれば、それだけでも軽々と乗れるようになると思います。
更にその先で
サーフィン上達に向けて頑張りたい!
そう思ったらVSCのレッスンを受けてみてくださいね。
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