水平テイクオフのコツとは?推進力の方向を意識して波をキャッチしよう!

今回は、VSCでも高い実績を出している「水平テイクオフ」のコツについて解説します。

このテイクオフのポイントは、

  • 波のキャッチがスムーズにできる
  • 早く波に乗れる、
  • ライディングにつなげやすい

という3つのメリットがあるのですが、実は一つ重要な“意識のズレ”があることをご存じでしょうか?

水平テイクオフはメリット満載

水平テイクオフでやってはいけない漕ぎ方

多くの人がやってしまうのが、「波の斜面に合わせて下向きに漕ぐ」という動作です。波の角度が30度だとしたら、無意識にその斜面に合わせて下方向へと漕いでしまう。この“下向き漕ぎ”がテイクオフを遅らせ、立ち遅れや飛び乗りテイクオフの原因になっているのです。

一方で、トッププロや上級者は、波の斜面に対して“やや上向き”に漕いでいます。

これは推進力の方向を「斜面に滑り降りるため」ではなく「波の進行方向に合わせて押し出す」ために行います。

これによってテイクオフ時に板が水平を保ち、滑り出しもスムーズになるのです。

水平テイクオフの正しいメカニズム

意識の方向を“上へ”

ここで大切なのは、「視線は正面でOKだけど、意識は“ちょっと上”」ということ。頭の中で「少しだけ上へ上へ」とイメージしながら漕ぐことで、板のノーズが下がりすぎず、波に押し出される形を作ることができます。

飛行機が離陸していくようなイメージです。

上に行くように、ノーズが上がるように漕げばいいです。

ジェット噴射で上に行くようなイメージ

この“ちょっと上”の意識を持つだけで、パドリングの効率も変わってきます。上方向に漕ぐには自然と肩から後ろの筋肉(広背筋や体幹)を使うことになり、大きな筋肉を活かせる分、疲れにくく、より安定したパドリングが可能になります。

 

角度のギャップに要注意!

例えば普段のパドリングが0度(水平)だとして、波の斜面が30度あるとします。この時、ただ真っすぐ漕ぐだけだと、実質30度も下を向いていることになります。

水面に合わせた水平の状態

波の中に入ると水平感が変わってしまう

水面ではなく水平を維持すること

理想的には、少し上を意識して15度ほど上向きに漕ぐ。これにより、実質の角度を相殺して“波は波で板は水平”を保てるようになります。この角度の感覚がズレていると、結果的に推進力の方向がズレてしまい、波にうまく乗れなくなるのです。

15度以上は上に向かって漕ぐように

水平テイクオフのコントロール練習法

VSCで提供している「バーチカルプッシュ」というテクニックも、この水平テイクオフの中核をなすメソッドのひとつです。手のひらを海面に垂直に押し出しながら、ノーズを軽く浮かせ、テールに圧をかけることで波の力を受けやすくし、滑り出しをスムーズにします。

この時、パドリングの手は「板の下に潜り込ませる」ように水を捉えることで、自然と上方向の意識が働きます。

バーチカルプッシュの動き

初心者にも効果あり!小さな意識改革が大きな成果に

初心者の方ほど、この「ちょっと上」を知らずに、下に向かって漕ぐ癖がついています。結果、浮力のあるボードでもなかなか波に乗れず、「このボードでも無理なのか」と落ち込んでしまうケースも少なくありません。

でも、これはボードのせいではなく、「体の使い方と意識の方向」のズレが原因です。

実際に、VSCの会員さんもこの意識ひとつで

一気にライディング本数が増えています。

まとめ:推進力の角度を変えればサーフィンが変わる

  • テイクオフ時は「ちょっと上」を意識する
  • 斜面に降りようとせず、波に押し出される方向にパドル
  • 水平に漕ぐのではなく、少し上向きの意識で
  • 意識を変えるだけでパドルが軽くなり、波に乗れる本数が増える

この「水平テイクオフ+上向き意識」の組み合わせは、VSCでも多くの成功例が出ているメソッドです。ぜひ次回の海で実践してみてください。

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