分かっちゃいるけど毎日暑いですね…
そしてここ1か月以上2か月近く波が無い…
ライディング練習の方には辛い夏になっていますが、初心者の方には飛躍的に上達するチャンスですね。
今回は、こんな波が無いときにこそ初心者サーファーにお勧めしたい練習方法をお伝えしますので最後まで見て実践してください。
初心者サーファーがうねりから波に乗るには?
まず初心者サーファーの方は、
うねりから波に乗るにはパドリング力が必要!
なんて思っていませんよね?
私は何千人と教えてきて、うねりから乗るには完全に力ではないのはわかっていますが、実際に海で練習している初心者の方は、力が無いと乗れないと思っている方も多いと思います。
VSCには”バーチカルプッシュ”という手法で力が無くてもうねりから乗るテクニックがあるのですが、今回はその話ではなく、ある練習方法をお伝えしたいと思います。
うねりから乗るのに一番必要なスキル
バーチカルプッシュは推進力を波のパワーに押し当てて、ボードの浮力を活かして滑り出すテクニックですが、それは波の中に入ってからの話で、うねりから乗れない初心者に一番必要なのは、
波のパワーがどこにあるか感じること
これが一番なんです。
波のパワーを感じずに漕いでも乗れません。
VSCのバーチカルプッシュは画期的で誰でも簡単に使えるテクニックではありますが、そんなテクニックでも使う場所がわからなければ意味はないですね…
そこで初心者サーファーに一番大事な、波のパワーはどこにあるのか感じる練習をする方法をお伝えします。
波のパワーとは見た目じゃわからない
まず上記の画像を見て、波のパワーはどこにある?と聞くと大体の方はわかると思います。
これは初心者の方でも見た目はわかるんです。
見るだけ言うだけなら何とでも言えますね…
初心者の方がなぜそれがわかってるのに乗れないのかというと、
見た目のパワーと違う、見えないパワーがわかっていない。
というところにあります。
見えない波のパワーとは?
見えない波のパワーとは簡単に言うと
波の性質
による波のパワーなんです。
波というのは円運動をしながら沿岸に向かって移動しています。
難しいことはおいといて
要はこのように、水面が水の膜だとしたら、その中を円柱が転がっているような動きをイメージしてもらえれば良いです。
恐らく最初の波の画像を見ると、パワーのあるところというと
- 崩れているスープの部分
- 切り立っている波の斜面が大きい部分
という答えになると思いますが、ではそれが何なのか?というのは皆さん分からないかもしれませんし、わかっていたとしても、そのパワーを受けた時に体をどうすればいいのか、ボードをどうすればいいのか?までわかる方が少ないと思います。
初心者でもうねりかららくらくテイクオフできる
このうねりの性質による波のパワーを使えば、簡単にうねりから初心者でもテイクオフできるのは数千人が実践済みなんですが、それはいったいどうやれば?と思う方も多いので説明しますね。
まずバーチカルプッシュが出来れば波のパワーを活かせます。
バーチカルプッシュで使っているボードの浮力を活かせます。
問題はそのテクニックを活かす
- 場所
- タイミング
- 方向
これを知らなければ使いようがありません。
どんな射撃の名手でも、敵のいる場所がわからなければそのテクニックを使いようが無いのと同じです。
技術より感覚を養え!
そこで、そういうと”バーチカルプッシュ”を教えてください!
なんてよく言われるのですが、先ほども書いたように、それを先に覚えても使うところがわからなければ意味が無いのと、逆に言えば、この使う場所がわからなければこのテクニック自体の意味が分からないと思いますので、そのテクニック自体も覚えられないということになります。
波が無い時こそこれをやればいい!
ここまでかなり回りくどく説明してしまいましたが、これがわからないとこの後の練習をする方が極端に減るので…
というかこ個までの説明はわからなくても、VSCのコーチが言うなら何でもやります!という方も居るのですが!笑
ではここから実践的に何をやればいいかをお伝えしますね。
何をやるか?
それは
素振り
です。
そうです、ゴルフや野球でよくやるアレです。
初心者サーファーがうねりから乗るための素振り
普通スポーツって
反復練習
が出来るんですが、サーフィンは波というものの上でやるとか、海自体も毎回状況が変わったりするので、その反復というのが難しいんですね。
例えばゴルフだったりすると、ある程度レッスンをうけたりハウツーを見たりして急に打つというよりは何回か素振りをして確かめてから実際に球を打っていくと思います。
しかし初心者サーファーの方で素振りをしている方は、ほぼ見たことがありません。
サーフィンの素振りとは?
そこで今回は90SURFさんの動画からやり方を紹介します。
楽しく上達するための計画!
ということで、これは計画的に行いたいですね!
まず動画の冒頭でうっすらとした厚いうねりに一人のサーファーが漕ぎだしています。
明らかに乗れなそうな厚いうねりを追いかけ始めています。
波が近づいてきて、ボードの下に来ますが、当然乗れるような角度ではありませんね。
波には置いていかれてしまいます。
これは何をやっているのかというと、これこそが素振りです。
素振りってなんだ?
皆さん素振りってイメージできますか?
例えばゴルフや野球だったら、実際に球を打ったら素振りになりますか?
そうです、実際に球を打たないのが素振りですね。
これを海でサーフィンに例えると?
そうです、波に乗ってはいけません!笑
『え?波に乗ってはいけないってなんだよ?』
と思うかもしれませんが、この乗ってはいけない練習をすることが大事なんです。
冒頭でも書きましたが、波のうねりからサーフィンを開始するために必要なものは波のパワーを利用することなんです。
かなりのパドリング力が初心者のころからあるとか、もともと水泳を相当やっていて泳力には自信があるとかなら良いんです。
VSCで今まで改善した方はそういった方も居ましたが、ほとんどの方はそういった特殊能力は持っていない方ばかりでした。
その泳力や推進力をもともと持っているような特殊能力保持者ではない限り、この波のパワーを使った方法がラクに最短で乗れる方法です。
実際の素振りのやり方は?
VSCでは細かくやり方も設定はありますが、それはある特定のレッスン項目について理解をして更に早く上達するためなんですが、まずは素振りという意識で練習をしてみてもかなりの効果はあると思います。
先ほども書きましたが、素振りでは乗ってはいけません。
乗ってしまったり、滑り出してしまうとその波のパワーがわからなくなってしまうからです。
確かに滑り出したのはわかると思いますが、
どこからパワーが盛り上がって、どこで消えていくか?
どの方向へどのくらい押し出していくか?またそれが消えていくのは?
自分がどの体勢でどのような動きをすればいいのか?
この辺をまずは滑り出す前に理解しておきたいんです。
そしてこれが分かれば、バーチカルプッシュのある意味も分かりますし、そのテクニックが活かされていくというわけです。
まずは徹底的に乗れない波を追う
まずは徹底的に乗れないくらいの厚い波を追いましょう。
誰も追わないうっすらとしたうねりでも良いです。
特に波が小さいときには、うねりのパワーも小さいですので、板から体に伝わるうねりのパワー感を繊細に感じてゆっくり漕ぎましょう。
やることは特にそれだけですが、何度も何度も感じて理解するまで行いましょう。
1回か2回分かっても、その時たまたまかもしれませんし、また乗ろうとしてしまうと忘れてしまうと思います。
一番最初に書いた反復練習ですが、こういった波のうっすらとしたうねりの素振りという面ではかなり反復できるので、出来るだけ多く繰り返しておいて下さい。
この素振り練習を多くやりすぎても損は絶対にありません!
徐々に合わせていく
そこで波のパワー感を感じるようになってきたら、徐々に角度のある波にチャレンジしていきましょう。
急に乗ろうとしないようにしてください。
初心者の感覚的に、これはさすがに乗れないだろうというくらいのうねりでOKです。
出来れば10本単位で行い、その中でも強く押された感覚があるものを意識していきましょう。
なんとなく角度のあるところを追いかけて、乗ろうとせずに力まずに一定に漕ぐことが重要です。
続けていけば
それを繰り返して続けていけば、100本に1本とか早いと20本に1本くらいは
このくらいの角度感で滑り出します。
どうですか?
この角度から乗れるのであれば、素振りの効果は高いと思いませんか?
でもここで乗れたからと言って、また”乗ろう!乗ろう!”と思ってしまうと一気に崩れるので注意です。
あくまでも、たまたまここで乗れてしまうだけです。
乗ろうとしても乗れません!笑
※これは多くの方が陥る【乗りたい病】という病です。
一度乗れてしまうと出来る気になってしまいますが、乗ろうと思って乗れたのでなければ、乗ろうと思う必要もありません!
私も一緒に素振りの練習をしていて、このくらい笑っちゃうくらいうねりから滑り出しちゃいます!笑
VSCの練習会でもこのような光景はよく見ますが、一般の方でやっている方はほぼ見ませんので、今なら素振りをやればみんなよりも早く上達できるかもしれませんね!
詳しくは動画をご覧ください↑
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自分なりのプレイリストなどを作って、日々の練習に活かしてみてくださいね!
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