サーフィンってホント難しいですよね～
特にテイクオフが難しく感じている人も多いと思います。
ライディングしたいけど
波に乗れなきゃしょうがないし
立てなければ走れない
パドリングからライディングにつながる部分のテイクオフがなぜ上手くいかないのか？
そんなところに注目してみたいと思います。
まずはライディングを理解する
初心者サーファーの方は、まずライディングというものを理解しましょう。
ライディングというのはどのようにして行うか？
物理的な理論とか、ターンの体の使い方までは考えなくてもいいですが、テイクオフ直後の上級者の姿勢に注目しましょう。
ライディングがスタートした時点の、上級者のライディングフォームです。
私はこのような形です。
上級者は基本的にこんな感じだと思います。
テイクオフ直後はまだ手を付ける状態ですね。
手をつく状態というのプラスして次の画像を見てください。
何が違うかわかりますか？
これは本当に始めたばかりの初心者の方ですが、何年やっていてもこの癖が抜けていない人は多いです。
ある程度テイクオフできている方でも
これだとライディングにつながる率は劇的に下がりますね。
この形で立ちに行く人が多い…
ここでしっかり意識してほしいのが
足が入ってからすぐに作っているライディング姿勢です。
ここから
こうなります。
逆に言うと、こうなるように立つんです。
そうすると簡単に立てます。
テイクオフはライディングから逆算して組み立てる
このテイクオフからの流れを逆算して考えられないとテイクオフは上手くなりません。
上手くなれないだけならまだしも、テイクオフ自体ができない状態が続いてしまいますよ。
何のためにテイクオフするのか？
テイクオフ自体にあこがれる方もいるとは思いますが、それはかなりテイクオフに悩んでしまっているんだと思います。
テイクオフができないとライディングはできないですが、無理にテイクオフした状態からではライディングもできません。
飛行機だってテイクオフと言いますが、地面から離れられればそのあとはどうでもいいというわけではないですよね？
何のために地面から離陸するのか？
そう考えるといいです。
この上の画像で見た私以外の人は、
縦向きに立ってしまっています
私のテイクオフ後のライディングを見ていただければわかりますが、サーフボードに対して横向きに乗っていますね。
これが上級者の乗り方です。
私のライディング姿勢に違和感がありますか？
よく『骨盤を正面に向けろ！』といいますが、正面どころか横向いていますね。
ボードと並行です。
これはだめな姿勢なのでしょうか？
だめならこれを見ているあなたは
『お前初心者だろ！』
って指摘するかもしれません。
そうなると他の上級者も骨盤が横向いているので初心者となります。
では上の画像でやっている縦向きのテイクオフが上級者なのでしょうか？
違いますね。
昔から言われている、感覚だけのアドバイスのセオリーに騙されないでくださいね。
このなぜ感覚で”骨盤は正面を向けろ”といっているのかは説明すると長いですし、今回の趣旨と変わるので別で解説したいと思いますが、とにかくテイクオフがなかなかうまくいかない原因はこのテイクオフの姿勢にあります。
波キャッチだってここから決まる
いやこれは立つ動作だけでしょ？
っておもうかもですが、何千人とみてきた私からすると、この立ち方のイメージで違和感がないから、波のキャッチも遅れるんだということなんです。
この立ち方に違和感がないと、縦向きにパドルして、縦向きに波に乗り、縦向きで立ちます。
何がだめかというと、
- 波を見ていない
- 前過重になる
- 角度の着いたところでしか乗れない
などいくつかあります。
すべてがつながっているのですが、そのつながっている先というのは
【波から降りようとしている】
という共通点があります。
私のテイクオフ画像を見て、波から降りようとしている感はありますか？
テイクオフ時に走行方向というのは岸のほうを向いていることが多いです。
その時に進行方向へ骨盤を向けるというのは、道路だったら平ですが、波は斜面があるため下に降りる意識になってしまいます。
そもそも初心者の方は、
波から降りる＝波に滑りだす
と思っている方も少なくなく”波に乗る”ということとは違うことをイメージしています。
波に追いつかれてはだめだ見たいな考え方ですね。
サーフィン上手くなりたいなら横向き！
これらのことを考えて、皆さんのサーフィンがうまくいかない原因と、テイクオフ自体がうまくいかない原因は
板に縦に立とうとしている
ということが原因だといえます。
細かく言うといろいろとありますが、正しくライディング姿勢を作るようにして（VSCではツイステンションという方法で正しい姿勢を作ります）、横向きに立てるようになってください。
まずは正しいい立ち方、そして正しい立ち方ができる波のキャッチ、そして正しい波のキャッチができるパドリングへと変化させていきます。
そうやって逆算した目標をもってサーフィンの練習をすれば、トップアクションくらいは誰でも出来るようになるはずです。
その先で大会に勝つとか、上級者レベルのトップアクションができるかどうかになります。
サーフィンでテイクオフができないというレベルを考えると、サーフィンをしていないわけですから、ゴルフでいえば
いまだに球が打てない
というくらいの感じです。
正しい知識と、正しい練習方法をもって正しく経験を積んでいけばテイクオフは難しいことは無いです。
何となくやっていれば乗れるようになるくらいの問題です。
大きな問題、大きな壁、無理、難しい、そういった言葉はテイクオフ程度では出てこないはずです。
私は何千人とみてきて、ライディングができないというセンスの方は見たことがありません。
誰でも練習すればできるようになる
はずです。
あの映画にもなった、片手のプロサーファー”べサニーハミルトン”でさえ片手で世界の大会を回っていたんです。
あなたのサーフィンを難しくしているのは、40年前に作られたサーフィンセオリーだということに気づけば、正しいライディング姿勢を覚え、そのライディング姿勢になるためのテイクオフだと考えるだけです。
サーフィンは進化していますし、VSCのメソッドも日々進化しています。
新しいスポーツですから、新しい概念を取り入れて、新しい自分になってサーフィンを楽しんでいきましょう！
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