パドルが疲れが気になる?

今回は、サーフィンのパドリングが疲れてしまう方のために、ちょっとしたコツをお伝えします。

パドルが疲れる方は結構多いですね。
「疲れる」と一言で言っても、いろんな部位があります。
息が切れる、肩が痛い、なかなか胸が反れないから背中が痛くなってしまう、などなど。
そこから、本格的な腰痛につながってしまう方もいらっしゃる。

今回のポイントは「なぜ上級者は疲れずに漕げるの?」ということです。

 

上級者の体つきとして、一般の方よりは筋肉質だったりするかもしれませんが、それよりも、根本的にちょっと違う部分があるんです。

それは何かというと、力の使い方が違います。
疲れる力の使い方をしているのが一般の方、
疲れない力の使い方をしているのが上級者の方、なんです。

だから、上級者の筋肉量とか筋力が、一般の方の3倍も4倍もあるわけではないんだけれども、パドルが3倍も4倍も速かったり、3倍も4倍も波に乗れたりする。

その秘密をお伝えしていきますね。

 

疲れるパドリングの原因と対策とは

私がレッスンをする際、パドリングは一番底辺の部分なので、必ず正しくできるようアドバイスをしています。
見ていると、疲れてしまう方は、手が前に出すぎてしまい、そのまんま漕いでしまう傾向があります。
下手すると、手が空中にある段階から漕ぎ始めている方が多いです。

上級者の場合、水の中に手を突っ込んで、手の平を波の中をくぐらせるようにして、

水中から漕ぎ始め後半をしっかり漕いでいきます。

パドリングストローク中に通る、自分の手の最下点に注目です
漕いでいる最中、自分の手が水中で最下点、一番深い部分に到達しますね。
その最下点が肩より前方だと、間違いなく疲れます。

反対に、最下点を肩より後方にすると、全然疲れないんです。

なぜか。
皆さん、腕立て伏せをやってみてください。
腕立て伏せの時、手を肩より前に置いた場合と、肩より後ろに置いた場合、どちらが楽ですか。

要は体の構造の問題なんです。

やることはたった一つです。

パドル時の最下点が、必ず肩よりも後ろに来るよう意識

次回、海に行った時に練習してみてください。
一切疲れなくなるという方もいらっしゃるので、疲れは半分ぐらいは軽減されるかなと思います。

週末、海へ行って、肩が痛い、背中が痛い、パドルが疲れるという方はぜひ、意識してみてください。

 

パドリングの姿勢も意識してみて

どこを漕ぐかも重要なのですが

 

そのどこを漕ぐというもののベースになるのが姿勢です。

よくあるおへそ一点のパドリングでは体の力は使えるようになりません。

 

まず脱初心者を目指すのであれば

足を閉じて漕ぐということも気を付けてください。

足を閉じると基本的にはおへそ一点になりづらいので、体の構造を活かした漕ぎ方に変わりやすいです。

足を閉じることに関しては下記の記事も参考に

安定して波を捕まえたい初心者サーファーが意識したい足の形

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